フランス軍に支給されていた医療用パンツに着想を得たリネンジョーゼットパンツ

緯糸に水撚りという特殊な技法での撚糸をしたリネンをつかい、ジョーゼットに織り上げたパンツ。 リネンには節があり、強く撚ると細い部分が切れてしまうため、繊維が切れることのないよう水の中でゆっくりと糸をねじり、撚糸を均一に施す『水撚り』という技法で作られた1枚です。

『水撚り』で作られた生地は、古くからの技法で機械も職人も少なく一日の生産量も限られているため、希少性の高い愛知県で作られたアイテムです。 そうしてゆっくりとジョーゼットに織り上げられた生地は、独特なふくらみと空気を帯びます。

備長炭を使い低温で染色した、生地の風合いに合わせてあえてムラを残しているこだわりのアイテム。絵筆に含んだ水墨の色で、淡くムラ感のある色合いが特徴です。

1940年代後期にフランス軍に支給されていた医療用パンツに着想を得たデザイン。第二次世界大戦禍で、タイパンツのような簡素なディテールを可能な限り再現して仕立てています。

フロント部分はボタンではなくリボンで留めるデザイン。きゅっとウエストリボンを結ぶことで、独特の丸いシルエットが楽しめます。 ナチュラルでリラックス感のある、大人カジュアルなアイテムで、同シリーズのジャケットとのセットアップもお勧めです。