ASEEDONCLÖUD 2023 A/W Collection -kigansai-
牧人（羊飼い）の子として生まれた二人の少女のストーリー。

森の料理人ウサギと行動を共にする時に履くスカート（サムサ退治後の祝い準備）。 サムサ（寒さ）を追いやった後の春を迎えるお祝いの際にウサギと共に料理作りをするために、エプロンがついたデザインのスカートになっています。 エプロンをあえてタイトに作ったため、 着るとスカート部分の分量がエプロンで抑えられて マーメイドスカートのようなシルエットになるようにこだわっています。

プリント部分は"Shepherd diary cloth"。 羊飼いの仕事が一覧で見られるプリント生地。 その日にあった出来事なども混ぜながら日々描いている絵日記の柄になっています。 よく探すと主人公たちが音符を運んでいる描写もあったりします。 ベースの生地は縦緯糸共に40/1を使用したコーデュロイ素材。 パイル織物の一種で、毛羽がタテ方向に畝として現れるのが特徴です。 シャツコールと呼ばれる21ウェル（畝の数）なので、厚くも薄くもない程良い肉感です。

無地部分は"Shepherd antique rags"。 牧人の彼女たちが生活の中で着ている古布をイメージして選びました。 インドで丁寧に手摘み収穫されたオーガニックコットンを、 日本でムラ糸とネップ糸に紡績し、高級感があり 厚手でドレープ感のあるアムンゼン組織に織り上げ、 さらに素材の良さを最大限引き出すために、 バイオ加工（バイオワッシャー）の特殊な酵素の力により、 生地を柔らかくし、ぬめり感のあるようなヴィンテージライクな風合いに仕上げています。

ウエスト周りに控えめにギャザーを入れたAラインシルエット。 エプロンはボタンで取り外し可能です。 ポリエステルのペチコート付きなので、摩擦でまとわりつくことなく穿きやすい仕様です。